ゴムボート【手漕ぎ論】(6)

【ロッドについて】


初めてゴムボートに乗る人(これは2馬力ゴムボにも言える事)が
よく質問してくるのが「ロッドは何を使ったら良い?」です。
確かに何を使ったら良いのか悩みますよね。


ここではちょっとロッドの話でもしてみます。
もちろん沿岸部のルアーでの話なので、餌釣りには当てはまりません。


この質問を受けて、よく私が言っているのは「エギロッドで良い」
です。実はゴムボでのエギロッドは、最強の万能ロッドです。
エギをしゃくる為バッド部は固く、それでいて曲がるまさに
何でもアリです。

遊漁船のボートシーバスでも、エギロッドは活躍してますが、
ゴムボでも大活躍です。40gまでのメタルジグも乗せられる
タイプ(エギ表示4~4.5号とか)もあり、エギをやらない
人も、持ってても損は無い感じです。


自分が使っているエギロッドは、ゼニスの現行品のロッドですが、
一昔前のゼニスのエギロッドが、釣具屋でたまに叩き売られて
居る時があります。自分が持っているのは【STRESS FREE EG73】
というヤツですが、このロッド、エギには全く向きません(笑)
使えない事も無いのですが、エギをしゃくるとPEラインがすぐに
絡むという致命的なロッドです(>_<)
(あ、補足ですが、現行品のゼニスのエギロッドは優秀ですよ)


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ところが他の釣りで使うと、非常に高いポテンシャルを発揮する
困ったロッドで、ボートシーバスはもちろん、ライトジギング
(メタルジグ40gまで使えた・エギ表示4号)でも使え、
大型エイにも耐えた兵です(^_^;



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ちょい前まで叩き売られているのを目撃されていて、3千円とか
破格の値段(小売り価格:1万2千円)でした。

他にも高いポテンシャルを誇るエギロッドが沢山あります。
ゴムボで何でも使いたいけど、1本しか買えないとお嘆きな
方におススメなのはエギロッドなのです(^-^)

ゴムボート【手漕ぎ論】(5)

【ライフジャケットについて】



本当は真っ先に書かなければならなかったライフジャケットここで登場です。結論から先に言うと、ライフジャケットは絶対着用しましょう。


よく遊魚船など着用しましょう、と書いてありますが、着用していない人が結構います。まあ、海に落ちても、その時は誰かが何とかしてくれるでしょう(ちなみに遊魚船のライジャケ着用は、法律で定められてます。バレるとマズイ事になるから、ちゃんと着用しましょう)ところが、ゴムボートの場合、落水しても誰も助けてくれません。同船者が居たとしても、一度落水した者を再度ゴムボート上に引き上げるのは困難です。近くにプレジャーが居ても、助けにくるまで多少時間が掛かるでしょう。ここでライフジャケットを着用していなかったら、生死の別れ目になる可能性があります。そんな訳ないだろうとか言う人は、服を着たまま沖に向かって10mばかり泳いでみて下さい。下手したら溺れますから服を着たまま落水するという事は、大変危険なのです。


ゴムボートは安定しています。それは嘘ではありません。ただ、ちょっと波を乗り越えるタイミングを間違うと、直ぐにひっくり返るという事実も忘れないで下さい。他の船舶から見え辛いという事実を忘れないで下さい。そして、不幸にも事故にあった時、最後に運命を左右するのは、ライフジャケットの着用の有無であると理解して下さい。



《ライフジャケット余談》
ライフジャケットですが、遊魚船でよく着用されているのは膨張式と呼ばれる物です。これは落水と同時に膨張してライフジャケットの形状になります。利点は体の動きを干渉しないというもので大変よい代物なのですが、ゴムボートの場合は通常のベスト型の方が、案外使い勝手が良かったりします。

勿論、膨張式があれば、それはそれで良いのですが、通常のベスト型には、なかなか良いポケットがついてる事が多いと思います。

ここが通常型の売りとなります(笑)

ゴムボートは狭いです。ハッキリ言って、身動きがとれません。ルアーを探し交換するのも、意外と大変です。‘荷物は出来る限り最小限に’がルールです。ならば、少しでもポケットにつめられるのであれば非常に有効です。

そのもっともたるのが、良い意味での‘海は何が起こるか分からない’です

海上で浮いていると、よくナブラ、ボイルが発生します。その時、何故かナブラ、ボイル撃ちに適していないルアーを付けている事が多いです(エギ投げてたりとか)その時、ポケットに各種ルアーを入れておけば、直ぐに対応が可能で、貴重な獲物を得るチャンスが拡がります。

特にナブラの動きは速く、手漕ぎではとても追えません。少ないチャンスを生かすのは、素早い対応なのです。

ゴムボート【手漕ぎ論】(4)

【手漕ぎの行動範囲】



ローボートの動力は、勿論、漕ぎ手の体力です。天候、潮流れ、他の船舶の航行など条件が良いように揃い、時間の経過を考えないと仮定すると、私なら新宮〜相島間なら行けると思います(笑)鐘崎〜地の島間、姪浜〜能古島間なら楽勝です(笑)



でも、実際にはそれは無理です。海は天候が急変する事など当たり前で、沖合の潮流れは長潮・若潮でも流されるくらい速い時もあります。そして、一番の問題は他の船舶の往来が激しい事です。僅か3m以下、しかも船高がかなり低いゴムボートは、他の通常船舶からほぼ《見えません》。漁船なら10m程接近してようやく確認出来る程度、タンカー等の大型船舶であれば、確認すら困難です。

更にこれらの船舶は、思った以上に速いので、鈍亀のローボートでは回避は《無理》です。あくまでも向こう側に避けて貰わないと進めないのです。これは厳密に言えば、航海法違反です。海難審判となった際は、非常に不利益になる可能性があります。状況を例えて言えば、高速道路のど真ん中を、三輪車をこいで走行しているものです。この様な状況では、例え交通弱者と言えど、非がどちらにあるかは歴然です。




海には海のルールというものが存在するのです。この事を忘れないようにしましょう。





では、実際にローボートの行動範囲というのはどのくらいなのか?になりますが、沖合いであれば100mまでが限界です(これでも結構危ないです)ショア沿いは・・・・まあ出船した場所から往復出来る体力があるくらいでしょうか(笑)ちなみに私の場合、恋の浦で狙う際は、あの岬をすべて走破してます(笑)ただ、ショアから10mも離れないので、何かあっても脱出出来るくらいしかショアからは離れません。


あくまでも《ローボートはショアの延長》という事を忘れないで下さい。ショアから見て「あとちょっとで届くのに!」の願いを叶えるだけの乗り物なのです。

ゴムボート【手漕ぎ論】(3)

【アンカーの重要性】




ゴムボートは悲しいかな、宿命として風・潮に流されます。
それもハンパないくらい流されます。
これは、ゴムボートは“単に海面に張り付いている”という
構造にあります。


通常の船舶は、水面下にも船体が入っている(キール)為、
水の抵抗により流されにくくなっています。
ところが、ゴムボートは船体が水面下に入らず、単に浮いて
いるだけなので、ちょっとした風でもアッと言う間に流され
てしまいます。水面に風船を浮かべ、フッ~~と吹いたら
すぐに吹っ飛んでしまうのと同じ原理です。

船外機を乗せる事が出来る、トランサム付きゴムボート等は
センターキール、サイドキールなど水面下に張り出した船底や
板状のものなどが付いており、幾分マシなのですが、手漕ぎ
ゴムボートにはほぼそういったものは取りつけられていません。
(ジョイクラフトのKEシリーズや、ゼファーボートのZR
シリーズにはサイドにキールが付いてます)



よって、その場に停止する為には、アンカーが必要になってきます。
アンカーはロープにダンベルや漬物石を結んで使用しても良いのです
が、やはり使いやすいのはマッシュルーム型のアンカーです。

尖ったアンカーは、ボートに穴が開く可能性があるので止めとくのが
無難。私的にはマッシュルームアンカーを推奨します。


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マッシュルームアンカーはだいたい3キロ、5キロがラインナップ
されてますが、迷わず5キロを購入しましょう。
潮流れによっては、5キロでも無理な場合もあり、3キロでは話に
ならない事が多いです。

ロープについては、あまり気にしなくてもいいですが、工事現場の
虎ロープは止めておきましょう。あれは滑りやすいから、高価な
アンカー(意外とアンカーは高いのです)が滑って抜ける可能性
ありです(-_-;



ところで、何でこんなにアンカーの事を言うのか不思議に思われる
かもしれませんが、実はローボートは止まってナンボなのです。

ローボートというのは、動力は漕ぎ手の体力です。
よって、いかに体力があろうと、おのずと限界があります。
(この話は次あたりに記載します)「ローとはショアの延長」
そう思ってもらっても差支えないと思います。

つまり、ショアの延長なら、その場に留まっておかなければ
ならない訳です。このあたり、最初のうちは分かって貰えない
かもしれませんが、次第に気付いてくるはずです。

≪止まらないと釣れない≫

この事実にいつ気付くかが、釣れる釣れないの分かれ目です。
まあ、シーバスや青物では要らない事も多いのですが、今旬の
アオリイカなどは、ゴムボートどてら流しではかなり釣果が
落ちます。

ゴムシェパード号の釣果が、2馬力船やプレジャーに負けない
くらい出ている理由は、きちんと止まるという基本を守って
いるからなのです。

ゴムボート【手漕ぎ論】(2)

【ゴムボートの寿命】



ゴムボート(ローの安物)の寿命については、使用頻度と
使用後のメンテナンス、保管方法で大きく変わってきます。


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ここで一つの目安となる話をすると、今、自分が乗っている
のはPV4-542ですが、以前はEC4-642(本体素材
エコストロン)というアキレスのボートに乗っていました。

このボート、実は使用後のメンテナンスを全く行わず、保管
方法も劣悪の環境(縁側に野ざらし)で使用していました(-_-;
その状態で年間30回ほどの使用。結果、5年目で走行不能
まで劣化しました。

3年目からは“浮かんでいられる”という状態で、船内の浸水
(ボートの底は薄いゴムです。その上に底板を乗せます)は
当たり前。エア漏れが激しく、2~3時間に1回はエア補給して
乗ってました(^_^;

浸水による底板の劣化、座席部分を支えるシートの劣化、各部分
の接合部の劣化など発生。その都度、その場しのぎの補修を行い
だましだまし使っていました。




以上の結果から、メンテナンスを全く行わないと、年30回程の
出艇で5年間“もつ”というデーターが得られました(笑)

この例は極端ですが、きちんとメンテナンスを行えば、案外頑張って
くれると思います。よく10年目だという話も聞きますし、大事に
使えば意外と“もつ”感じです。




メンテナンスの件ですが、使用後、真水で全体を洗い、陰干し
(その前に拭き取りが出来たらベスト)して、綺麗に折りたたんで
なおします。折りたたみ部分に乾いた雑巾等を挟むのが理想の様で
すが、さすがにそこまでは言いません。

本当に良い状態は、ボートを膨らませた状態で陰干し保管です。
ただ、現実的にそれは無理でしょう。そもそも、それが出来るの
なら、FRPのボートを買う方が良いです(^_^;


底板、オールなども綺麗に真水で洗い、乾かすようにしてください。
特に底板は木製が多いので、そのままだと腐ってしまいます。




エア漏れの話を少しさせてください。
ゴムボートの宿命として、必ずエア漏れが発生します。
原因としては、シーバスの背びれにヤラれる、エギ&ルアーが
刺さる等、いろいろあります。特に、シーバスに関しては
こちらが十分気を付けているつもりでも、いつのまにか穴が
空いている事が多いので注意が必要です。

ただ、正直気を付けていても空くものは空きます。
あまり神経質にならず、“ちょっと補修すればいいや”
ぐらいで とらえた方が健全です。

ちなみに、だいたいよく空く小さい穴には、これ↓がおススメ。




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これでたいがいの補修はOKです。


※ゴムシェパードは活動1年半目ですが、すでに小さい穴が
4ヶ所空いてます(補修済み)
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